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2012/08/06

複雑な事情は華麗にスルー

八月六日の西日本新聞に少し気になる通信使関係の記事を発見した。

タイトルは「歴史絵巻華やか朝鮮通信使再現」 という陳腐なもので、内容と言えば、朝鮮通信使ゆかりの地の対馬で通信使行列が行われたというだけのものだが、「先進の文化を伝えた」だの「日本文化に多大な影響を与えた」だのという噴飯モノの寝言が書いてないのは感心であるにしても、"李王朝が派遣した文化・外交使節団" などと解説してあるのはいただけない。

もちろん「朝貢使節」などと本当のことを書いてしまっては国内外のコリアンたちの反発が鬱陶しいという事情は推察できるが、せめて「外交団」くらいにしておけばよかった。わざわざ「文化・外交使節団」 と書くことで「江戸文化に多大な影響を与えたニダー」的なミスリードを誘う可能性もなくはないからだ。

それはともかく、気になったのはイベントの名称が「厳原港まつり対馬アリラン祭」 という奇妙なものになっていることである。

ひとつの名称の中に「まつり」「祭」という同じ意味の文字が同居しているのはいかにも妙だが、これには事情があるらしい。

以前は「厳原港まつり」と呼ばれていたものが、親韓派のゴリ押しによって「対馬アリラン祭」に変更されたところ、地元の評判がすこぶる悪く、寄付の集まりや集客数が悪化したので、仕方なく「厳原港まつり対馬アリラン祭」というキチガイのような名称に再変更されたということらしい。

そのような裏事情を取材して書いたらさぞ面白い記事になりそうだが、もちろん西日本新聞は華麗にスルー。地方紙にはありがちなこととは言え、学校新聞の中学生記者でも書けそうな毒にも薬にもならないものを今日もせっせと書いている。

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